建設業を事業承継する
今回のブログ内容は、個人事業主から法人なりして建設業許可を承継する内容です。
【譲渡及び譲受け認可申請】
よくある質問を以下の通りにまとめてみた。
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Q:個人から法人なりで建設業許可を承継するこはできますか?
A:令和2年10月の建設業法改正により可能です。
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Q:建設業許可番号はどうなりますか?
A:番号が変わらず引き継ぎ可能です。
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Q:経営審査事項の内容も引き継げますか?
A:一定の要件を満たすことにより以下が引き継げます。
①完成工事高・元請完成工事高
②平均利益額
③営業年数
④技術職員
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Q:公共工事の入札などはどうなりますか?
A:入札参加資格も変更が必要ですが引き継げます。
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Q:注意点はありますか?
A:事業者様にもよりますがいくつかあります。
①労務・財務手続きの事前準備
②法人設立から認可申請までのスケジュール管理
③行政により対応が統一化されていない
④認可まで法人で建設事業を行えない
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私見といたしましては、法改正されて間もないこともあり臨機応変に対
応が求められる場合がある。
特に自治体の窓口において、事業承継による入札参加資格変更をする際
は、初めて取り扱うケースの場合も多く、事前に打ち合わせが必要なこ
とが多い。
しかし事業者側にとってメリットが多い法改正であり、今後この個人か
ら法人なりで建設業許可を承継するケースは増えてくると思われる。